江田島と能美島に挟まれた江田島湾。その要の部分に飛渡瀬という土地がある。
終戦間近の頃、この狭い海に浮砲台となった軽巡洋艦大淀の姿があった。
燃料枯渇の中で苦肉の策。やがて米軍機に発見され迎撃も虚しく艦を横たえる。
浅瀬であった為に戦後浮揚作業され、生まれ故郷呉の船渠で解体された。
慰霊碑を訪ね戦没者碑誌を読むと、飛渡瀬住民による救出活動も記されていた。
集落も近いこの空間が270余名の戦死者を出した戦場であった事に驚く。
NAWATA
◎島プロジェクト → http://www.shimaproject.jp/
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