平地に住宅が密集しているからか、昔から荷仕事が少ないのか、
似島では見かける事が少なかった島のおばあちゃんのくるま。
写真のくるまは、そんな似島でみつけた珍しい形状の一台。
わかりにくいが、手摺は持ち手部分を窪まし、握りやすい様に配慮されており、
荷台補強の為に外縁に設置された木枠は、四隅の角を取るなど丁寧な仕事ぶりが伺える。
そんな所から推察するに、このくるまは大工仕事だろう。
いまでは農協を通して買うのが主流のようだが、以前は島にあった鉄工所や造船所、
そして、大工などに依頼して作ってもらう事が多かったそうだ。
地域や島、持ち主によって特徴が異なるのは、製造を請け負っていた職人の個性ともいえる。
Nakagawa
島のおばあちゃんのくるまに『広島湾・周防灘』篇を公開しました。ぜひご覧下さい。
◎島のおばあちゃんのくるま → http://www.shimaproject.jp/sp/kuruma03.html
※ページへJUMPしない症状を改善しました。2014.10.02
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