あいさつをして行き交う路地。カメラを提げて島の中をうろつく他所者としての礼儀。
一日中同じ集落を回っていると、再会することも珍しくはない。
どの島でも聞かれるのは、何を撮りに来たのか、撮るような物があるのかということ。
ここはねと、自嘲気味に住み慣れた島を語る口ぶりは穏やかだ。
声をかけられ振り向くと、数分前にあいさつした人が、ネーブルを抱えて立っていた。
好意を詰め込んだカメラバッグ。重さに反して心は軽くなった。
NAWATA
◎岡村島・改訂版 → http://www.shimaproject.jp/Report12-Okamurajima.html
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