馬は神の乗り物として神聖視されていて、昔は祈願の際に生きたまま神に奉納していた。
その代りとして板に馬の絵を描いて奉納したのが起源で、一般大衆に広まったのは鎌倉時代以降。
祈願や祈願成就の証しとして納める絵馬だが、願いの多様さに馬以外が描かれた絵馬も存在する。
人の一方的な歩み寄りで、時代と共に神との距離は都合良く縮まってきたように思える。
畏怖する気持ちや、存在すら忘れがちの現代人に愛想を尽かさず、見守続けてくれるのだろうか。
多くの初詣客で賑わう厳島神社。新しいお守りを手にした帰り道、そんなことを考えた。
NAWATA
◎島プロジェクト → http://www.shimaproject.jp/
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