30年前に撮られた広島湾の映像を見た。きらきらと眩しい海を行き来する単頭船のフェリー。
画面の隅に海面から突き出た竹と、波に揺られる網。のりひびらしい物が映っていた。
河口に広がる湾内には、川が運ぶ栄養分と土砂でできた干潟があり、のり養殖に適していた。
江戸時代から始まるのり作りは、明治に始まる干拓で干潟が少なくなり減少してゆく。
公害という問題から遠のいた瀬戸内海では、貧栄養化が進み、のりの色落ちが発生している。
綺麗だけれど、痩せている瀬戸内海。豊かな海とは一体、どういうものなのだろうか。
NAWATA
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