島巡りの中で、気になる物のひとつに井戸がある。手押しポンプの造形や古びた佇まいは魅力的。
しかし最近の興味の先は被写体としてというよりも、井戸を囲んだであろう人々の生活。
2年前の8月に小佐木島と佐木島間の海底送水管が破損し、小佐木島全戸で断水の続く事故が起きた。
対応する三原市は可動式浄水装置常備計画を前倒し。震災の影響もあってのことだという。
手押しポンプが残っていれば、災害時に電気に頼らず給水できる。それは島に限った事ではない。
その存在が与える安心感はいかばかりか。前に立つと歴史を思い、ゆく末が気にかかる。
NAWATA
◎島おばあちゃんのくるま → http://www.shimaproject.jp/sp/kuruma01.html
◎島図鑑 → http://www.shimaproject.jp/sp/shima_zukan.html
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