柱島港待合所で乗船券を売る、88歳のおばあさんのオイコ。
畑仕事をこなし、少量ながらも手作り野菜を出荷していると話していた。
木負子は背負い梯子ともいわれる運搬具。子供用もあり、昔は働く家族の数だけあったという。
叩いて柔らかくした藁を束にして背当てにするが、これにはお手製のカバーも付いていた。
手直しされつつ、生き続けている道具に出会えた感動。
陽を浴びたオイコが、おばあさんの日焼けした顔同様に眩しく見えた。
NAWATA
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おはようございます。
オイコ懐かしいです。家にあったオイコは背が藁でした。確かに大人用、子供用とあり数は結構ありましたよ~。
当時、畑にモノレールが無いころは、このようなオイコで蜜柑箱(木箱)2箱背負って、狭い道を通って運んでいました。(中学生の頃です)
私の子供は、オイコを見たことがないので、こちらのオイコを見せて私の子供の頃のお話でもしましょう~(*^。^*)
私の祖父は、若い頃たいそう力持ちで10箱以上蜜柑を背負って運んでいて、当時は地域の話題になっていたと聞いております。
物運びの器具といえば、エンボもありますが、もし写す機会がございましたらよろしくお願いします<m(__)m>
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ミルクさん、こんにちは。
オイコを使われていたのですね。オイコに蜜柑箱を積んだ収穫作業は、
もう見る事のできない瀬戸内の光景ですね。
『エンボ』とは、どういったものか分からないのですが、
オイコの背に縄で編んだ円錐状の籠がついたものでしょうか?
NAWATA
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えんぼは、藁で編んだ大きい籠です。
オイコとは別物でして、えんぼは円錐状ですがちゃんと背負うようになっています。
みかんをオイコで背負えない頃は、小振りのえんぼにみかんを入れてもらって運ぶのをお手伝いしていた頃もあります。(小学生の頃)
畑にお弁当を持参する時は、えんぼに入れて運んでいました。
収穫した農作物を入れたり、買い物をした物を入れて運んだり、また、農繁期に子供が小さくて目が行き届かない時には、えんぼの中に子供を入れて声を掛けながら農作業をしたりと、とても重宝する籠です。
私が小さい頃は、そのえんぼの中でよく眠っていた(ベッド?)と、母が話していた事を思い出しています~(^_^;)
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『エンボ』は他地域で『エバ』と呼ばれているものかもしれません。
芸南ではクモの巣をエバと呼ぶそうで、編んだ籠が似ているためにそう呼ばれたようです。
写真が撮れれば一番ですね。島へ行った時に注意してみます。
NAWATA