誰もがその印象的なマユゲに目を奪われるであろう西方寺山門にある仁王像。
目やマユゲの他にも、よく見ると頭にも、墨のようなもので何やら描かれている。
一見いたずら描きの様にも見えるが、島の歴史を考えると、なんぞ謂れのある風習に違いない。
そう考え、出会う人何人かに問いかけてみたけれど、よくわからないとの解答。
気になり、帰ってネット検索してみるも、やはり何も情報がでてこない。
そこで、西方寺ご住職に連絡をとり、直接問い合わせてみた。
仁王像と言えば、筋骨逞しく凄まじい形相が定番。
それに比べると、西方寺の仁王像は阿形吽形ともに、丸みのある体つきで、
どこか優しそうに感じるのも、マユゲとともに印象的だったのですが、
どうやら(檀家)総代がその事を気にされていたようで、
ある日、少しでも強く見えるようにと、仁王様にあの太い眉毛を描かれたんだとか。
当時、ご住職も出掛けられていたそうで、詳しい経緯は不明のようでしたが、
仁王さま=金剛力士。強い力士のイメージから太い眉毛を想像されたのではないか?との事。
特に謂れがなくて申し訳ない。とも言われていましたが、
そのほのぼのとした思いもよらない経緯に、佐島らしさを感じた気がします。
個人的には、ぜひ、このユニークな経緯を活用して、仁王様の前で写真を撮ると、
男の子が『優しくて強いユーモア溢れる子に育つかも・・・』な〜んてキャッチをつけて、
佐島の新しい観光名所にでもしたら面白そうだな~。と思います。
Nakagawa
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