宇品には出征兵士を送り出した歴史があり、広島駅から繋がる軍用鉄道もあった。
日清戦争開戦直後に完成し、日露、太平洋戦争と兵士を運び、今は僅かにその痕跡を残すだけ。
逃れられない大きな力に命を委ね、兵士達はどんな気持ちで電車に乗り、港に着いたのだろう。
沖に浮かぶ島影は昔と変わらないが、整備されたこの場所で当時を想像するのは難しい。
消えゆく戦争の記憶をどんな形であれ、とどめておかなければいけないと思う。
そして戦争を知らない世代は知っておく必要があるのではないか。もうすぐ八月を迎える。
NAWATA
◎島プロジェクト → http://www.shimaproject.jp/
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