農作業に使うと思われるものが集められた納屋の壁に、ふたつの梯子が見える。
先の尖った梯子は、生い茂ったみかんの木のどこへでも差し込んで使うことができるもの。
枝の損傷を最小限に抑え、剪定・収穫作業ができる。みかん農家の知恵が生んだ独特の梯子という。
似たようなもので三本脚の三脚・脚立があるが、傾斜地ではこちらの方が都合が良いのだろう。
どちらも木製が当たり前だったが、今ではほとんどがアルミ製で壊れても素人は手出しできない。
壊れるまでが長いもの、壊れても直せるもの。直せる手作りの道具は減るばかりだ。
NAWATA
◎島プロジェクト → http://www.shimaproject.jp/
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