明日は広島に原子爆弾が投下された日。
県内外からたくさんの人達が訪れ、平和公園周辺は慰霊とはほど遠いお祭り騒ぎとなる。
全国的に報道されてその日が終わればそれきり。
しかし、県民には一年中絶えずニュースや新聞で原爆や被曝に関する情報が入ってくる。
学校での平和教育もあり、放射能の恐ろしさについては他府県の方よりも知っているつもりだ。
それは長崎の方々も同様だろうと思う。
思わぬ場所で検出され続ける放射性セシウムは、雨による二次被曝であり、
被曝直後の広島や長崎に降った放射性降下物『黒い雨』と同じではないかと察しがついた。
地震国が原子力発電所を抱える危うさは、核兵器の保有と変わらない。
唯一の被爆国でありながら、強国が持つ核の傘下に入り、史上最悪の原発事故を起こす。
核を都合で使いわけてきたこの矛盾は、限界に達したのではないだろうか。
被曝66年目のこの8月が核を見つめ直す機会となり、日本という国の新たな船出になればと思う。
NAWATA
◎島プロジェクト → http://www.shimaproject.jp/
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