島の町並みを歩く楽しみのひとつに『 窓 』がある。
最近では滅多にみなくなった型板ガラス(ロール型で模様を入れた半透明ガラスのこと)も、
昭和初期〜中期に建てられた家が多く残る島では、古い型板ガラスの窓をよく見かける。
昔は数十種類もの模様が存在したそうで、うちの実家にも『銀河』や『クローバー』といった、
わりと見かけやすい模様の型板ガラスがはめ込まれていた。
写真の型板ガラスは初めてみる模様で名前はわからいないが、
きっと、女性が目にする機会の多い場所での使用を考慮したのだろう、
丸みのある模様を選んだ大工の心配りに好感が持てる。
年季の入った木枠に、レトロな模様の型板ガラス。厚さ2mm程度の向こうから感じる生活感。
そして、使用する場所を考慮して模様を選んだであろう昔の大工の心配り・・・」
それらが程よく調和し、物語を感じる好みの窓を見付けると、なんだか少し得した気持ちになる。
Nakagawa
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