年季の入ったトタンに据えられた色あせた看板。大長に残る職人芸のひとつだ。
いまでは機械を使い誰でも作れるような看板も昔は専門の職人がおり、
一枚一枚、一文字一文字がまさに職人芸だった。
渡されたデザイン見本を基に拡大模写をするのだが、熟練した職人になるほど、
機械のごとく早く正確に模写したうえ、そこはかとない『味』をだす。
だからこそ昔は職人を指名することも多く、新人は指名されるのを目標に励んでいた。
大判プリンターの登場でめっきりと見なくなった手書き看板だが、
ここ大長には、いまも数多くの懐かしさを感じる看板が現存している。
もし大長を訪れる機会があれば、そんな看板を探しながら町並みを歩くと、
より一層、大長の町並みを楽しめるのではないだろうか。
Nakagawa
◎島プロジェクトホームページに『大崎下島 大長』を追加いたしました。
どうぞご覧下さい。
◎Shima Project Web. → http://www.shimaproject.jp/
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