島を歩く時は地図で大まかな位置関係だけを覚え、気の向くまま道を歩き角を曲がる。
あの道はここに繋がるのか、この道を行けばあの場所に着くだろう。
思い通りに歩けた時や、間違えたことでの思わぬ発見が楽しい。
山で迷った時は引き返すのが鉄則で、沢に降りてはいけないという。
焦りや疲労の中では、沢は人里に繋がるという思い込みも正当化されてしまうのか。
降りる途中での滑落や、沢を進んで滝にぶつかり、避けようとして遭難ということになり兼ねない。
前進しながら修正しようとしても上手くゆかず、その傷が深まる場合が多いのは、
選んだ道を引き返すことに敗北感を感じたり、勢いのまま立ち止まることさえ許せなくなるのか。
理屈では分かっていても、心理的には容易ではなくなるのだろう。
個人で難しいことが団体や組織になれば尚更修正は難しいだろうが、
取り返しのつかない事態になる前に、多くのものを失う前にまず立ち止まる。
何事も迷ったら、原点に返るのが良策ではないだろうか。
NAWATA
◎島プロジェクトホームページに13番目の島となる『三角島/大崎下島久比』を追加いたしました。
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