百島泊地区の海岸線を歩いていたときのこと。『キーン、キーン』と金属を削る高い音が聞こえて来るので、なんだろう?と近づいてみると、おじさんが一生懸命”ある物”の手入れをしていた。まさか槍だとは思いもよらない僕は、変わった”銛”だな〜と思いながら少し見学。
いままで見たことのない銛の形が、あまりにも不思議だったので「銛で漁をされているんですか?」と訪ねてみたところ、『銛じゃない槍だ』との答えが返ってきた。
思わず「槍!?」と聞き返した後で、本村地区で聞いた猪被害の話を思い出し、納得した。
改めて「猪用ですか?」と訪ねたら『ちょっと待っとれ!!』と仕留めた猪の記事を見せてくれた。
その猪には槍が数本刺さっており、写真の槍はその時の”二番槍”だとのこと。
猪被害が多くなり、もう放置できない状況。『一体どこから来たのか・・・』と呟きながら、今度は別の槍の手入れを始めてました。
ちなみに猪は泳ぎが達者です。瀬戸内海では、たびたび猪が泳いでいるところが目撃されています。穏やかな瀬戸の海を渡るのは、彼らにとってあまり苦ではないのかも。本土から島へ。また、島から島へ。と餌を求めて、渡り歩いているのかもしれませんね。
Nakagawa
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