近年では甍の波よりも谷間や川の上を集団で泳ぐ風景を見かける鯉幟。
ベランダも追われ室内用もあるが、やはり空の下で泳ぐ姿が似つかわしい。
節句に飾られる鎧や兜は武家生まれの風習だが、鯉幟は庶民が生み出した。
武家の旗指物を模した物に描かれた鯉は、やがて立体化して今に至る。
登竜門の故事になぞらえ、子供の健康と立身出世を願って立てる鯉幟。
持ち主達は今も島にいるのだろうか。考えつつも爽やかな風景に見入った。
NAWATA
◎島プロジェクト → http://www.shimaproject.jp/
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