史書でイノシシやシカに田畑が荒らされていたという、江戸時代の被害報告を読んだ。
その書面が広島藩の預かる島嶼部からの物であったから興味深い。
豊田郡の役所宛に出された現大崎下島の大長・久比・大浜と豊島の連名での駆除願い。
期間は安永5年(1776年)から寛政年間(1789〜)までと長い。
近隣の島々でも同様な事例があり、今と変わらぬ問題が18世紀にもあったのだと知る。
海を渡るイノシシの獣害を証明する史実に目の覚める思いがした。
NAWATA
◎島プロジェクト → http://www.shimaproject.jp/
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