埋立てた上を走る道路と旧道の間。安全地帯のような場所にあった地蔵堂。
よく手入れされていて、掛かる花柄の幕に関わる人達のやさしさが滲み出ていた。
島で出会う石仏に気恥ずかしさを抑え、手を合わせてみると気持ちが良い。
その土地に少しだけ馴染めた気がして、島歩きの足取りも軽くなるように思える。
多くの物がひしめき合うことで、全てが埋没してしまいがちな都市の生活。
島ではやさしい風景が目に入りやすく、素直になれる機会も多く訪れる気がする。
NAWATA
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