水面に映る明かりを揺らし、闇の中を浮かぶように進むフェリーの姿は美しい。
桟橋から島へ駆け上がる車の後ろから、賑やかな人の群れが現れる。
静かに主人を待っていた自転車やバイクが、家路を急ぐ光となって散ってゆく。
乗降客が祭りの行列のように通り過ぎ、港は元の静けさを取り戻す。
島で繰り返される何気ない日常の光景に出会い、心動かされる理由は何だろう。
気づいているのは、訪問者としての高揚感だけではないということ。
NAWATA
◎島プロジェクト → http://www.shimaproject.jp/
この記事へのコメントはありません。