大崎上島にある『海と島の歴史資料館』に、伝統行事『櫂伝馬競漕』の歴史が展示されている。
写真は同島の浦の名前などが記された櫂。水主(かこ)は方舷に7人ずつ、一艘は14丁で進む。
全国に存在する櫂伝馬船の4割強を保有し、競漕が行われる祭りが年に2回ある大崎上島。
その光景が国土交通省の『島の100景』にも選ばれている一方で、厳しい現実がある。
船は約10年に一度新造するそうだが、船大工の継承者が絶え将来が危ぶまれているという。
瀬戸内の島々で繰り広げられる櫂伝馬競漕。昔話にしないために何が必要なのだろう。
NAWATA
◎ 島プロジェクト → http://www.shimaproject.jp/
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