昔、マンホールのデザインを手伝ったことがある。
その時教わったのは、図案を考える時に凹凸比が重要だということ。
印鑑でいうと文字と枠が凸で、その他が凹となる面積の割合が凹凸比。
凹の面積が広いとクルマのタイヤが滑りやすくなってしまうので、
比率は1:1が望ましく、凸部分も強度の関係からある程度の太さが必要な上、
角は全て丸く処理するなど制約の多いデザイン作業だった。
凹部に色が入ると塗料の厚みによって凹凸比が下がるので、
こういう凹部が埋まったデザインは歩道にしか使うことができない。
歩道に設置されていなければ、デザインを見るゆとりもないのだが。
NAWATA
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